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【2006 Jul.22 pion7】
 マルチの勧誘は質が悪いと思います。人間関係に在る「信用」とか「信頼」を盾に、違法的・不法的な勧誘が平気で行われる事例が後を絶ちません。被勧誘者が不愉快に思っても、相手が親友や親しい知人であれば、その問題が表面化し難いこともあり、届けられる事例は氷山の一角だと思われます。

 例えば、勧誘を断り実害がなかったとしても、そこに違法性・不法性があれば消センなり「主務大臣に対する申し出」を実行するなりして、このマルチに警鐘を鳴らすことは社会の利益になります。

 もちろん、親友・知人が違法性・不法性のある活動を行っていれば直接クレームを伝えることは大切です。しかし、組織的に行われているのであれば効果があるとは思えません。

 クレームを出す際に、元となる証拠を確保しておく必要があります。マルチの場合、違法性・不法性は全般にわたって在ると思います。

 消費者(被勧誘者)がマルチと最初に接触するのは、DT(代理店・メンバー)から勧誘を受けた時です。それは、電話一本、面と向かって...が主ですが、その時点から「消費者問題の種」はバラ撒かれていると考えた方がよいでしょう。

 セミナーやABC勧誘を受け、実際にマルチの説明を受けることになった時こそが、証拠を築き上げる大きなチャンスとなります。ミイラになってしまえば別ですが、無事に生還した時、その証拠の存在が大きいのです。

 あらかじめ、マルチの勧誘と分かっていれば録音という手もあります。相手に、録音の承諾を取るのが常識ですが、違法的・不法的行為に対してはその限りではありません。日時・場所・関係者名などを同時に録音しておくと信憑性が高まります。

 録音が駄目なら、紙切れ一枚でも(勧誘内容の)証拠を作れます。もちろん、録音と2本立てならもっと良いです。

 セミナーにしろ、ABC勧誘にしろ、代理店が説明します。その説明内容を自分が理解したように目の前で書き記すことです。説明が回りくどくても、曖昧な表現であっても、自分が理解したように書くことが肝心です。

 そして、説明が終わった後、クロージングで、今書き記した内容の確認をします。ABC勧誘なら、説明した本人に『こういうことですか?』と直に聞けますよね。

 「いえ、そういうことではなくて…」と追加の説明があれば、そこで訂正を行います。貴方の理解と説明者の内容が一致するまで繰り返します。そして・・・

 最後に説明内容の確認を取り、『では、署名してください』と要求しましょう。説明内容に責任を持てるなら、快く署名してくれるはずです。同席した他の代理店から連署をもらえるなら十分過ぎます。

 セミナー等では、説明者が直接クロージングしてくれるとは限りません。多くは、貴方を勧誘した人やその人の上位代理店(メンバー)がクロージングに当たるでしょう。

 でも、セミナーでの説明内容を確認するには十分です。自分が理解した・理解できた範囲内で良いですから質問し、書き記した内容に間違いがないか確かめ、同じように署名をもらいましょう。

 1度だけでなく、2度・3度とそういう勧誘を受けた際にも同じように記録(メモ書き)を取ります。大学で、教授が講義していることをノートに書くように記す訳です。クロージングの際に代理店から掛けられた声も書いておくと良いですよ。

・一緒に頑張りましょう
・1度や2度聞いたからといって理解できないよ

 そんな声を掛けられたら、それも書いておくのです。
 実は、被勧誘者が消費者問題と認識した時、勧誘時に何を聞いたか、どういう説明を受けたか…というのを記憶を辿って書き出すことが重要だと言われています。

 記憶を辿って書き出すことは重要なのですが、その作業を勧誘時にリアルに行っておくだけなんですね。しかも、説明した代理店の署名まで貰うのですから、後で「言った」「言わない」の余地はありません。

 そこに、違法的・不法的行為や断定的判断の提供、不実告知があれば一目瞭然となります。マルチの消費者問題の芽は、勧誘時にあるのですから、それを1つ残らず記録しておくことは重要なのです。

 これは、勧誘を断って実害を被らなかっただけに留まらず、マルチに加入して活動を行った際にも、自分がどんな勧誘を受けて代理店になったのかを後々検証するのに役立ちます。

【2006 Jul.23】
 ABC勧誘や事業説明会、セミナーで貴方がメモったそのメモ書きは重要な証拠となり得るものです。実際、私の手元にも自分が書き記したノートがあります。いつ、どこで、講師は誰、等も記録しています。でもまぁ、この記録はもうかなり以前のもので余り役には立ちません。

 勧誘の時、その場でメモを取って記録に残す、説明者が何を伝えようとしているのか明確にする、あやふやな部分をハッキリさせることは、勧誘時に何があったのか第三者にも理解できるようにする事でもあります。

 代理店に成り立ての人が勧誘する際、「自分では説明できないので…」という下りがありますが、それはこういう記録を取ってないからですね。ホント言うと、この記録を見て貰えれば誰にでも、マルチの勧誘がどういったものか分かる筈です。変な説明をするより正確ですね。

 なにせ、説明者が何を伝えようとしているのか、説明者が「間違いありません」という自信のもと、署名もしているのですから文句の付けようがない(^^)。

 マルチの消費者問題は、勧誘初期に種が落ちてます。それを記録に留めることは、当の代理店が非常に嫌うのです。自分の違法的・不法的行為がそこに記録されることになるのですから当然でしょう。ブラインド勧誘があったことを記しておけば、それはそれで大変なことになる訳です。

  人間の記憶って正確でもあれば非常にアバウトだと思います。自分の気持ちよい部分だけ残して後は忘れてしまう。勧誘で受けた説明も、自分勝手に想像して都合のよい部分しか頭に残らない。強いて言えば、それが妄想に発展することもあるんです。

 大事なビジネス? の話です。しっかり聞いて記録に残し、何度も反芻して説明者が何を言っているのか?、何を伝えようとしているのか見極めることが重要です。

 まあ、悪徳代理店は『署名はしたが、後で虚偽のことを書き加えたものだ』と主張するかもしれませんがね。そこまで考えるならば、その記録物をコピーしてお互いに持っておけばよい。簡単なことです。

 代理店側が故意にメモのコピー(控え)を失い、貴方が持っているメモだけが残ることを画策するかもしれません。そういう時のために、3枚目をコピーして信頼できる人に保管してもらっておく手もあります。ま、代理店がそこまでやれば「悪徳決定」ですが…。

 そして、その記録をもとに調査することも忘れてはいけません。確認が取れない情報は、「説明者が言った」というだけで、”確証はない”と捨て置いておくこと。信じる・信じないは自由ですが、その根拠(は得られなかった)は頭に置いておくことです。

 マルチでどんな勧誘が行われているのか、それを明るみに世に出していくことで、このビジネスが”まっとう”かどうかハッキリして行くことでしょう。それには、被勧誘者(消費者)の方々が意識をもって対処することが必要かもしれません。