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タイトル: 欠陥システムなのね 投稿者 : 「ものつくり屋」 URL : 未登録 登録時間:2006年2月8日08時53分 本文: こんにちは、凛さん。 >ということは、マルチには、落し穴がたくさんある、という風に考えればぃぃゎけですか? > >近道だと思ってたところが実は遠回りだ、ってこともありえるわけですね なんだか、たとえ話ばかりで申し訳ないけど、「日々の出納チェックをしない銀行」なんてたとえ話もするんですね。 銀行は窓口を閉めた後で、その日に出入りした現金の伝票と手元の現金が合っているかとか、送金伝票と送金端末に打ち込んだ金額が合っているかとかを、結構時間を掛けてチェックしているのはご存じだと思います。 もちろん、その時間も行員は「働いている時間」ですからその分給料を払うし、それが 長引いて終業時間を超えれば残業手当だって払わなくてはならないわけです。 もしもね、そんな日々のチェックをしないと、窓口はもっと長時間あけていられるし、行員は窓口を閉めたら、現金とかを金庫に仕舞ってさっさと帰れるよね。 お客さんにも行員にも喜ばれるのにどうしてそんな風にしないんでしょうね(笑)。 それはね、もともと社会にある組織というのは「人の持つ弱いところを補い合う様につくる」というのが本質だからなんです。 どんなに手慣れた行員でもお金を数え間違えたりすることもある訳だけど、間違えたことは仕方ないけど「間違えたね」とそのたびに気が付く様にしておく方が、間違いが少なくなるわけです。 どんなに真面目な行員でも、「ああ〜、このお札が一枚自分のポケットに入ったらな〜」と俗に言う「魔が差す」事だってあるわけです。 その時、「まてまて、そんな事したって、今日のチェックで見つかる」と思えるのと、「チェックしないから当分見つからない、ひょっとするとずっと見つからない」と思えるのとで、どちらが「人間の持つ弱いところを補うシステム」だと思います?つまりね、なんとなく行員の真面目さを疑って作られている様な「日々の出納チェック」というシステムだって、その奥底には「みんな人間は弱いんだから、その弱いところが出ないような方法をつくろう」という事がある訳ですよ。 何か「これを売ったら、世の中に喜ばれるだろう」なんて物が有ったときに、「じゃあお店を開いて売ろう」と思ったって簡単じゃあないよね。 お店を借りる保証金だって百万円はするし、仕入れだって、広告ビラだって、始めたばかりの商人に「ツケ」させてくれる所なんてなくて、全部現金決済を求められるからね。 ひどい様に見えるかも知れないけど、それだけのお金を掛けて店を開こうという商人は「万が一にも馬鹿な事してつぶしたくない」と思うよね。 もしも、売る商品に何か法律の規制があって自分が知らなくてお役所から「何々法違反、営業停止」なんてなったら大損だよね。 だから、お金を掛けた商人ほど一所懸命にそういうことは調べるよね。「これは、世の中に喜ばれる」という事だって、もしも、その商品の性能や仕様に嘘があったら、お客さんが「嘘つき」って言い出して、やっぱり大損だよね。 だからお金を掛けて店を出す商人は、一所懸命にそういうことは調べるよね。 これだって、世の中のシステムなんですよ。 なんだか、ちょっとお店を出して物を売るのさえ、「簡単では無い」なんてね、ひどいことみたいに見えるけど、「簡単ではない」からこそ、「関係する法律を調べる」とか「売る商品について嘘がないか調べる」とかいう「人間が面倒くさくてやりたくなくなる弱い面」を尻を叩いてやらせる働きがあるわけです。 だからね、もともと「誰でも簡単に販売者になれる」なんてマルチのシステムというのは、そういう「組織は人の弱いところを補い合う」という事ができない、欠陥システムなんです。 |